住宅論―12のダイアローグ
説明 2000
INAX出版
青木 淳


8組の建築家+映画監督+ファッションデザイナー+アーティストと青木淳の対談によって展開する全12回の住宅に関するシンポジウムの記録。


個々の作家の考えていることもそれぞれ興味深いけれど、全体に通底する二つのテーマを抽出することができる。それは


1.つくる主体の問題
2.住宅の一般性/個別性の問題


1にかんしては、つくる主体というのは実は設計者側にも使用者側にもないという感覚は時代の感覚のようで、これは自分も共有できる気がする。
2に関しては、人によってばらばらで。自分もどちらがいいかまだわからない。


いずれにしても、実際に建て始めてる人間にのみ発言する権利があることを痛感。