事務所のひっこしパーティー
クライアントや仕事関係の知人や友達などを連れてきて、盛大に新しい事務所への引越しを祝う。


あるオランダ人と話し込む。
その過程で出てきたやりとり。
「日本とオランダの建築に違いはあるの?」
「違うよ」
「どう違うの?」


このとき、この質問にうまく答えられないことにはじめて気がつく。
漠然と「違う」と思い続けてきたけど、実はあまり違わないのだ。
すくなくとも同じ尺度で建築を評価できる。これはいい、これは悪い、ということはすぐに判断できる。
もちろん差異はまったくないわけではない。しかしそれは禅宗の寺院とカトリックの教会ほどの根本的な差異ではない。


留学でも研修でも、「その場所でしかできないようなことをやる」ということを常に念頭においてきた。
にもかかわらず常に自分の興味のあることを継続してやってくることができた。
これはとりもなおさずEUと日本の建築が根本的には同じものに根ざしているということにほかならない。んじゃないかという気がする。


というか、久しぶりに飲んだ日本酒が、とてもおいしかった。