旅の記録2

ネクサスワールド スティーブン・ホール棟 レム棟 コールハース
  
レム棟・コールハース棟は改修中のため、外観は見れませんでした。


集合住宅の新しい形式を提案しようとしているのは、スティーブン・ホールとOMAの集合住宅だけでした。
スティーブン・ホール棟は、マスとヴォイドの配置や廊下の配置の仕方を工夫してある、まじめに取り組まれたよい作品。
ただし空隙が多く、与条件に恵まれていないと実現できない案ではある。


一方で、レム棟・コールハース棟は高密で、かつすべての住戸が地上階からアクセスできるようにしてある。
都市的コンテクストを踏まえたうえで新しい集合住宅の形式を提案している点で、他の集合住宅よりも評価できます。
ただし僕は個人的には外周に張り巡らされたスキンのハリボテみたいな岩のテクスチャはあまりに安っぽくてキッチュすぎて(適度にキッチュなものは好きだけど)どうも好きになれない。
スキンで囲むというアイディア自体は秀逸だと思うのだけれど。