旅の記録1

ぐりんぐりん 伊東豊雄建築設計事務所

拒否反応がでるんじゃないかと思っていたけれど、行ってみると意外にもすんなりと受け入れることができた。
構造の合理性だけを追求し、いかに恣意性を排除しながら合理的にぐにゃぐにゃな形をつくるか、という試みは
一つの実験として評価できるものだし、成功していると思います。


この建築は構造のロジックだけを突き詰めているけど、建築をつかさどるロジックはけして構造だけではない。
施工の合理性、非構造体のおさまりの合理性、環境的合理性なども建築における重要な要素です。
これらの合理性をあえてはずして考えて、構造のロジックだけを追及したからこそ実験的作品としてこの建築は成功しているのですが、
この作品を受けて僕達が考えなくてはならないことは、構造以外の要素の合理性をまんべんなくつきつめていくことではないか、と感じます。



公園内にあるトイレはアルミ構造。