茶の本―英文収録
1994
講談社
岡倉 天心, 桶谷 秀昭


基本的な読後感は『陰影礼賛』のときと同じ。
文章全体の底を流れているゆるやかな諦念まで一緒。
どうやら、われわれが抱える問題は岡倉天心の時代から谷崎潤一郎をへて現在まで基本のところは変わっていないということらしい。


英文の原文もついているのに、日本語の翻訳をおもわず呼んでしまう。ああ、情けない。