土曜日はMVRDVのオクラホマ集合住宅の中に入り
日曜日はクレーラー・ミュラー美術館に行ってきました。


広大な国立公園の中を無料のレンタサイクルで走り回ります。



その中にぽつんと存在しているのがこの美術館。建物の一部はアンリ・ヴァン・ド・ヴェルド設計。
増築部はミース的モダン建築



ゴッホの「星空のカフェテラス」や「糸杉」など、名作が数多く展示されています。



アルド・ファン・アイクのパヴィリオンも再築されていました。
平面の単純さとは裏腹の多様な空間がとてもすばらしい。
内部を歩くと突然視線が一気に抜けて遠くのオブジェが見える場所がある。
そこからそれを目指して歩くと、そこにたどり着く前にまた別のオブジェが思いがけないところに発見される。
見学する人はそれを繰り返してこのパヴィリオンをぐるぐると歩き続けることになります。
人の心理への働きかけが強い建築。そのやり方が秀逸であるのは間違いないのですが、すこし働きかけが強すぎる、と思いました。
これは建築であるというよりも、人の心理を強制的に操る装置みたいなものです。けして嫌いではありませんが。



リートフェルトパヴィリオンなるものもあります。使われている素材が安っぽくて残念でしたが。