朝、起きたら九時。
約束の10時集合に確実に遅れるのでやむなく集合を12時に変更し、この機にいくつかの雑用をこなす。
他の二人はそれぞれ論文でテンパっているらしく、そのための時間をとりたかったところだからちょうどいいといってくれた。いいやつらだ。


しばらくコンバージョンのスタディ。なんだか面白い壊し方をしていて少しはインパクトがあるんだけどもっと面白いぶち壊し方がないかなあとあれこれ考えるうちに難波先生がやってきて違うコンペのエスキスをしていただく。
一緒にたまたまやってきた山代さんにもエスキスをしていただく。
機能的にはこれ以上ないものができているけれども、「攻め」の姿勢がまだまだこの案には足りない。これじゃ普通だ。
先生や僕たち3人が最初に思い描いたシンプルで強いイメージからは少しはなれてきてしまっている感がある。
案の煮詰まり具合からもスケジュール的な都合からも、ここが最後のジャンプのしどころだろう。


使いやすい空間をつくるのはあたりまえのことで、
僕たちがほんとうに想像しなければいけないのは
ほんとうに新しい空間である。


すべての手がかりは出揃った感がある。
あとは最後の一撃を繰り出すだけ。


エスキス後、先生と一緒に鉄板焼き屋で晩御飯。
とてもおいしかった。