10時半新宿OZONへ。
ところがカワシマが寝坊したので予定変更。
1時に表参道で待ち合わせることに。


コミヤマと表参道へ向かう。
途中、今読んでいる「デザインの輪郭」について話す。
普段意識されない日常の中に潜むものと人と環境の関係を浮かび上がらせること。
俳句を作る行為がデザインなら、俳句を選ぶ行為もデザインであるということ。
作為的なデザインは本当のデザインではないこと。
デザインは自然体がいいらしい。それはとてつもなく難しいことに思える。


表参道を歩き、表参道ヒルズにたちよる。
GWなので人でごった返している。ちょっと不快な密度だ。
この密度がこの再開発が都市に与えたインパクトを物語っている。
違う世界の原理で社会が動いている。
でもいつまでも知らない顔をしているわけにはいかない。
その仕組みを理解しなくてはならない。


道行く人々の大半はなんだかボンヤリしているようにみえる。
無目的に漂流するノマド


1時、カワシマと合流し、難波先生の事務所へ。コンペのエスキスをしていただく。
カワシマが測定機器を取り付けるといのでついでに自分も先生の自宅におじゃまする。
リビングの印象は「白」
木パネルの「生」な素材感がほんのり白く塗装されることによって適度に抽象化されている感覚。
通りぬける風が心地よい空間。
先生の娘さんやネコにもあえた。


その後、スパイラル前のKFCで別のコンペのブレスト。
ちょっとおもしろそうな方向性がみえたのでさっそく敷地を探しに出かける。
自分は別の予定があったのでここで別行動。六本木へ。


ヒルの足元で友人と食事。
彼女は社会人2年目。いろいろと思うところがあるようだ。
自分も将来の展望について話す。
家の事情など制約条件はあるけど、結局は建築がやりたい。自分の名前で作品を作りたい。
そこに至るにはどういうプロセスがありうるのか。
結局は自分のおかれた状況を与条件として、目標に向かっていかに人生をデザインするかということだ。
これは建築以外の世界の人にも共通した課題。


とにかく今は、なんだって貪欲に吸収して自分のパワーに変えていくだけ。