あさってはプレゼン


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パースを描きました
模型を作りました。(やっぱりこっちで作ったものを日本に持って帰ろう。)
断面詳細のスケッチを描きました。(勉強不足)


敷地は全部で3つ、各敷地に建物二つで計6棟。
全部の敷地で通用するようなシステム(作り方のルール)をまず決めて、
そのなかで一番間口が狭くて窮屈そうなのを選んで重点的に設計してみました。
一番狭い敷地でできれば、それより間口の幅が広い敷地には簡単に応用できるだろう、ということで。


完全に閉じた中庭を外部につなげることで、都市に新しいパブリックな空間のシークエンスをうみだす、というところからスタートして、
そうして変化した外部空間の質がどう内部空間に影響するかを考えていました。


ひとつの住戸がひとつの壁だけでできていますが、この壁は構造や設備配管や電気配線や引き戸を内蔵します。
グレーのプライベート部分は白の部分より天井高をひくくおさえ、構造的に強いスラブになります。逆に白い部分のスラブは薄く、天井高は高くとります。

白い部屋はときどき隣の建物との共有壁まで飛び出します。
こうすることによって広い内部空間を確保すると同時に、町並みとしての連続性も保てると考えています。


白い部屋は天井高約3mで、広さは20㎡くらいの大きめの部屋から、幅2.1mの細長い部屋までいろいろバリエーションを設けました。
白い部分が細長い部屋の場合は、かわりにそれに接するグレーの部屋を大きめに取って開口でつないだりしています。


EVと階段を真ん中に設けてその周りにぐるっと廊下を回すのはちょっと面積を食いすぎてしまいますが、
光も当たらないし外気も入らない場所に部屋があっても仕方ないと考えてそうしました。
ぐるっと廊下をまわすと、住戸へのアクセスを1つ以上設けることができるので、SOHOとして使いやすくなるのでまあいいかと。

一番狭い間口の敷地でなんとかぎりぎりできていると思うので、
ほかの棟では結構ひろい部屋がたくさんできるはずです。



閑話休題



同居人Oとのやりとりを経て、自分が無意識に手に負えない大きい敷地を選ぶことを避けていたことに気づく。
そういえば僕たちは建築学科を卒業しているけれども、巨大規模の建築の作り方は知らない気がする。

かといって街並みや都市スケールのものに興味がないわけではない。
あまり自覚してはいなかったけれど。
そういえば吉良さんに卒計と4年時のスタジオを見せたら、「君は都市的なスケールに興味がありそうだね」といわれたっけ。
卒計はなんだかんだで計32000㎡。(1ブロック8000㎡くらい)
その前のスタジオも東京中の中央分離帯を墓場に変えたし(われながらすごいプロジェクトだな、これ)


でもいずれの案も、都市的スケールからではなくできるだけ小さいスケールから考えようとしていた。
小さいスケールから考えて街並みを語るスケールまで広げようとすると、今回のプロジェクトみたいに分棟にすることになる。


都市スケールのことをやりたいとは思うから組織事務所に入る選択肢もあることはあるんだけど、
果たして組織に入ってそう思い通りにいくかどうか。とてもアヤシイ。
だからといってデヴェロッパーや森ビルもなんか違う気がする。


でもアトリエでは都市スケールにはなかなか至らない。


とかなんとか考えてる前に目の前の課題をやったほうがいいことに気づきました。
このへんでやめときます。