ディテール

外装の素材とディテールを調べるために学校へ。
図書室で雑誌DETAILの10月号をみつけたので家に持って帰ってくる。
レンガを外装に選ぶと壁はかなり厚くなる。
そして普段街中でみるレンガ建築はの中には、実は構造形式自体はラーメン構造のものもたくさんあるということを知る。
中には本物の壁式4層集合住宅みたいのもあるようだけど、そうなると狭い敷地のかなりの部分を構造が占めることになってしまって不合理だということなのだろう。


もともと冬の寒さが厳しいドイツの雑誌なので、ほとんどのディテールは(外から)レンガ+空気層+断熱材という構成になっている。
断熱材の外側に空気層を設け、さらにその外側に機密性を保持するための外装をつけるという手法が有効らしい。
窓の外側に布のシャッターを下ろすことができるアムスの集住のディテールをみて、
自分の建物にもこういうシャッターをつけようと決める。
ディテールを考えながら、ちょっとエレベーションの表情を変えようと思った。


詳細図を描きたいけれど、CADなしで詳細図はちょっとつらい。
後期のミュンヘン工科大にはパソコンルームがあるみたいだから後期にドイツで詳細を描くことに決め、
今の段階では詳細図のスケッチをいくつか描いておくことにする。
とはいっても所詮はいろんな断面詳細図のコピーだけど。


プランやセクションに周辺環境を十分に書き込んでないから周辺との関係が伝わりにくいとの指摘を受け、図面に手を加えることに。
手に入る紙がA4サイズしかないので1:100で図面を描くと大体紙面いっぱい使ってしまい、周辺を書き込むスペースがなかなかない。
でも周辺との関係からプランを考えていったので周辺を書き込まないわけにはいかない。


あとはインテリアのパースを描いて内部からどのように外部が見えるのかを示すことも必要だろう。
図面類は今日中に終わらせたい。