25日


去年のAUSMIP生、ステインの家にお邪魔する。
日本人3人+ステインのご両親+ステインとその彼女+ステインの姉とその彼氏で夜遅くまで会話。
ベルギーの郷土料理もかなりおいしくてよかったけど、家の雰囲気が圧倒的にいい。
みんなあったかい人たちで、初対面の僕達に一生懸命話しかけてくる。
そしてステインの彼女はもうほとんどステイン家の一員みたいになじんでいる。
来年の5月に彼らは結婚する予定で、プロポーズは去年箱根でしたらしい。
AUSMIPの留学期間を利用してプロポーズするとは、なかなかやるなあ〜。
見ている僕らも幸せにさせてくれるような、すばらしい家庭でした。


26日


朝、ステインの彼女の家にお邪魔する。
ここでもご両親はとてもやさしく僕達を招きいれてくれた。
ステインのお父さんとステインの彼女のお父さんは両方とも大工で、家や家具はほとんど彼らの手作りだという。
たしかにいたるところに細かい工夫がなされている。
離れの小屋の中は工事中で、聞いたらこれから室内プールになるのだそうだ。

その後、ブリュッセルに戻り帰宅。
明日にそなえて作業。


27日 


日本人建築家、三木さんに会ってリノベーションプロジェクトのエスキス。
次の火曜日にクライアントに見せることになる。
どうやら中庭に増築することは法律上難しいらしい。
ただし、庭の所有に関して面白いことがいくつかわかったのは収穫だった。
庭を使う権利は基本的にグラウンドレベルの部屋を借りている人間にしかなくて、
屋根をかける程度の増築はできるが、床を作ったり地下を使ったりしようと思うと法律上大変らしい。
ヨーロッパの街並みはすでにかなり高密なので中庭は光や通風のためにかなり貴重なものとして法律上は考えられているとのこと。
でも三木さんは、それはあくまで法律上の話で、その法律は形骸化していて実質上はあまり意味の無いものだと考えているようだ。
ただ、中庭に増築するのは三木さん的にはかまわないんだけど、法律上難しくて実現までに2〜3年くらい平気でかかるから、
もし中庭に増築するなら本当に実現したいと思えるような案じゃない限りできない、とも言われた。
おもしろいエスキスだった。
大幅に案を変えてみようかな。