アルヴァロ・シザ展 @ ギャラリー間


ディテールが隠された不思議なスケール感の空間と、
秩序があるようでないようで、やっぱりあるような、ギリギリのきわどい造形感覚は相変わらず見事ですが、
そのよさがあまり模型で表現されていないと感じました。
模型を木でつくるのは、いまどきはやらないのかも。



『著名人60人写真展 −私が撮ったこの1枚−』 @ Fuji Film square


作品を見てしまうと、センスのあるなしが一目瞭然ですね。
福山雅治の写真が、かっこよい。



SKIN+BONES展 @ 新国立美術館


三宅一生の作品をはじめて生でみましたが、なるほど確かにすばらしい。
一枚の布で服をつくるという試行は、いろいろに切り分けられた概念をひとつにつなぎなおすという意味で、エキサイティング。
また三宅一生だけではなくて、全体的に大きく二つの方向性があることに気がつきます。
すなわち、いろいろな部位の継ぎ目を消していく方向と、ひとつひとつの部位を小さくし数を集積することによってディテールを消していく方向の二方向。
しかしいくら曖昧でも、部位というものは確かに存在していて、原始人の服装とは明らかに違う。


一度切り分けられたものの切れ目を、どのようにして目立たないようにするのか。
これは建築的なテーマとしても十分にありえる。気がする。