羅生門・鼻
新潮社
芥川 龍之介


文体が非常に心地よい。とても美しい日本語で物語がつむがれている。
また、原典が書かれた時代とこの小説が書かれた時代の雰囲気が両方感じられるのも楽しい。

茶道のように、先人の遺産を継承しわざと不完全コピーをつくって洗練していくようなやりかた、という印象を持った。