review - stockholm 1st day

8月5日,夜行列車でコペンハーゲンからストックホルムへ。あまり寝れてないのに妙に気持ちいい気分。
この日は森の葬祭場と市立図書館へ向かいました。


森の葬祭場 Skogskyrkongarden (1940), Gunnar Asplund & Sigurd Lewerentz

おいしいものは、はじめに食べましょう。ということで市街地には出ずにいきなり郊外の森の葬祭場へ。ランドスケープと建築、ヴァナキュラーとクラシシズムとモダニズムの混ざり合う、不思議な空間です。
エントランスを入ってすぐの何もない草原がとにかく気持ちいい。このエアポケットのような時間が止まったような壮大な空間が最初にあることによって、それ以降の墓地の世界とエントランス前の「現世」の世界が切り替えられている。
墓地は時間が止まったようなある種のユートピアみたいな空間。それぞれの墓石は小さくてかわいらしいし、きちんと手入れされていてすべての墓に花が植えられています。
周囲を囲む巨木のスケールとこのきちんと整理された小さなお墓のスケールがこの空間の質を決定付けているように感じました。また、点在する建築群はあくまで脇役に徹していて、でもしっかりと存在感も持っているというのも気持ちいい。
墓地とランドスケープの組み合わせは結構面白いテーマなのかもしれません。


ストックホルム市立図書館 Stockholm city library (1927) , Gunnar Asplund

次はストックホルム図書館へ。ところが、蔵書の整理中で肝心の大閲覧室には入ることができませんでした!残念。
しかし、建物の外観が思いのほかクラシックなことにびっくりしました。この図書館の内観の写真のイメージばかりが強く頭の中にあったので。
基壇にあたる部分のストリート側にはマクドナルドと他のファースト・フードのお店が入っていました。クラシシズムとファーストフードの組み合わせ。
紫禁城スターバックスの組み合わせくらいの違和感を感じました。使っている人たちはそんなことまったく感じていないようでしたが・・・・・


その後延々と市街地まであるいて帰り、なぞのパレードに遭遇。みんな踊り狂っていていて、うらやましくなるくらい楽しそうでした。

北欧の人々の底抜けの明るさを目の当たりにした後、とユース・ホテルにチェックイン。
夜行列車の疲れが遅れてやってきたので早めに就寝。