Our Short Trip to Berlin,the last day
早朝起床。すぐにデッサウへ
Bauhaus Dessau/Walter Gropius
朝のデッサウはベルリンよりさらに寒い。手袋を持ってないことを後悔しつつバウハウスへ。
途中さまざまな学校の校舎を見る。どうやら学生街のようだ。明らかにバウハウスを模倣したデザインが散見される。
バウハウスに到着。思っていたよりもずっと小さい。
ここからインターナショナルスタイルが生まれたはず。でもほとんど感動はなかった。
あまりにも「普通」で、どこにでもありそうに感じた。事実東京にもブリュッセルにもにたような建物がいっぱいある。
だから感動がないのだろう、と思った。
でも当たり前のように世界中にあるというのはよく考えるとすごいことだ。
ふいに自分の小学校にも同じようなピロティがあったことを思い出す。
この建物を普通だと感じているということから、自分がいかにモダニズムの中でしか建築を考えられていないかということがわかる。自分で思っているよりもずっと狭い世界でしか建築を考えられていないということをはじめて自覚した。
伊東豊雄さんがよく文章の中で「僕はモダニズムの中でしか建築を考えることができない」と書いていたことが思い出される。それを読んだ直後は「ふーん、そういうものか」としか思えていなかったものがここにきてようやく実感されたなあと思いつつ、ベルリンへの列車に乗り込む。
その後は再びオランダ大使館に行くも、やはり中には入れなかった。たまに平日に見学ツアーを開催しているらしいがその日はもう終わっていた。